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脳神経内科


第44回健康講座「何とかしよう!この頭痛」のスライドです

2021年2月に開催されました健康講座で横山先生が講演した際の「何とかしよう!この頭痛」のスライドです。
下記よりダウンロードしてください。

PDFファイルをご覧になるためには、AdobeReader® が必要です。パソコンにインストールされていない方は右のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。

頭痛日数が1ヵ月に平均4日以上の方、
今までの片頭痛予防薬で十分な効果が得られなかった方、
副作用などから今までの片頭痛予防薬の使用ができなかった方に対して
新しいCGRP抗体関連薬が複数の大規模な試験によって確認され、日本でも使えるようになりました。

当院でも処方できる態勢を整えました。

頭痛診察は、詳細な問診、血圧測定や一般身体診察、神経学的診察を行い、国際頭痛分類に基づいて頭痛を診断します。

予防薬や急性期治療薬の処方に加え、日常生活の工夫についてもお話しします。
必要に応じて採血、尿検査、頭部MRI検査を行います。

市販の痛み止めが効かなくなってきた、痛み止めを飲む回数が増えて心配になってきたという方は一度ご相談ください。
「おくすり手帳」がある場合はご持参ください。

市販の痛み止めの服用状況を含め頭痛の頻度や程度、持続時間、痛い部位、日常の支障度などを
頭痛ダイアリー(下記よりダウンロード)に記録しお持ちください。

神経内科の役割って何?

神経内科は脳や脊髄、神経、筋肉の病気をみる内科です。体を動かしたり、感じたりする事や、考えたり覚えたりすることが上手にできなくなったときにこのような病気を疑います。症状としては“しびれ”や“めまい”、うまく力がはいらない、歩きにくい、ふらつく、つっぱる、ひきつけ、むせ、しゃべりにくい、ものが二重にみえる、頭痛、勝手に手足や体が動いてしまう、ものわすれ、意識障害などたくさんあります。神経内科でどこの病気であるかを見極めます。

こんな症状があれば神経内科へ

  • 頭の痛み
  • ものわすれ
  • しびれ
  • めまい
  • ふるえ
  • うまく力が入らない
  • 歩きにくい、ふらつき、つっぱり
  • むせる
  • しゃべりにくい
  • ひきつけ、けいれん
  • ものが二重にみえる

神経内科で診療する主な病気

頭痛

頭痛は大きくわけて、脳腫瘍、髄膜炎、脳炎、クモ膜下出血や脳卒中など脳や頭部の病気の症状として出てくる頭痛と、他に病気が隠れているのではなく、頭痛を繰り返す慢性頭痛に大別されます。

脳卒中

脳の血管がつまったり(脳梗塞)、破れたり(脳出血)して、脳の機能がおかされる病気のことをいいます。

具体的には急に手足が動かなくなたり、感覚が麻痺したりします。言葉がうまく話せなくなることや、意識がなくなることもあります。

認知症

ものわすれが多くなったときに疑ってください。お年よりでなくとも起こりえます。認知症のタイプによってはいわゆる「まだらボケ」という状態もあり、しっかりしていらしゃる時もあれば、おかしなときもあるという認知症もあります。

ただ、お年をとれば皆さん若いころに比べものわすれは多くなります。治療が必要な認知症かどうか判断します。

てんかん

手足をつっぱり、意識をなくし、口から泡をふくというけいれん発作が有名ですが、短時間ぼっーとしたり、意識がありながら手足がかってに動くような発作もあります。脳波などの検査で診断できることがあり、治療薬があります。

当施設には脳波検査がないため、提携医療機関に撮りに行って頂きます。また、脳腫瘍や脳出血など、なにか脳に原因のあっておこってくるてんかんもありますので、原因の検索も行います。

パーキンソン病

中年以降の方に多く、なにもしていないのに手がふるえていたり、歩くときに前屈みになって、歩幅が狭く、手の振りがなくなり、顔の表情もかたくなるような病気です。効果のあるお薬がたくさんあります。